つい先ごろまで、親から捨てられた身体障害者は見世物としてサーカスなどの舞台に立ち、笑われて生計を立てていた。とくに子供や精神障害者をこき使って病気になったら使い捨ての時代が長き続いた。

自分の子供の頃からか次第に、児童福祉法などが適用され始めて、サーカスなどの見世物は、精神的に問題のない成人障害者の職業の選択肢の一つになっているそういう人たちはプロフェッショナルとして我々に立派な仕事を見せてくれる。

この映画は当時のサーカスの見世物として働いていた全米のフリークスのスター達を一堂に会して作った作品だ。

この映画は長い間、米英では上映禁止になっていたそうだ。おそらくご婦人方で失神される方が多かったからだと思う。たしかにエンディングは少し残酷で、監督のやり方は性急すぎた。でも上映禁止までやると監督の狙いとは違い、臭いものに蓋をしたにすぎない。

 

サーカスで芸を見せて働く小人のハンスは同じく小人のフリーダと婚約している。

実はハンスは最近金回りがいい。それを狙って空中ブランコ乗りのクレオパトラがハンスに色目を使っている。嫉妬したフリーダはポロリとハンスに遺産が入ったことをクレオに教えてしまう。

遺産に目が眩んだクレオはハンスを強烈に誘惑して、ついにハンスと結婚することになる。実際は恋人ヘラクレスと組んで、毒を盛って遺産を独り占めするつもりだ。

しかし結婚式披露宴でクレオは酔って、バケモノと本音が出てしまう。

それを聞いたハンスとフリークス達は顔色を変える。ハンスはその夜、盛られた薬のせいで倒れる。さらにクレオが薬と言って追加の毒を盛るが、フリークス達にはもう通用しない。薬を吐き捨てたハンスとフリークスはみんなでヘラクレスとクレオに仕返しする。ヘラクレスを殺しクレオをかたわにして見世物小屋に売ってしまう

 

監督 トッド・ブラウニング
原作 トッド・ロビン
脚色 ウィリス・ゴールドベック 、 レオン・ゴードン
台詞 エドガー・アレン・ウルフ 、 アル・ボースバーグ
撮影 メリット・B・ガースタッド

配役
フォローゾ  ウォーレス・フォード
ビーナス  リーラ・ハイアムス
クレオパトラ  オルガ・バクラノヴァ
ロスコー  ロスコー・エイツ
ヘラクレス  ヘンリー・ヴィクター
ハンス  ハリー・アールス
フリーダ  デイジー・アールス (実はハンス役と兄妹)
テラリーニ夫人  ローズ・ディオン

フリークス 1932 MGM

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