いつものように変な間と、モノローグのような台詞と、クラシック音楽のゴダール映画だ。
アンヌ・マリー・ミエヴェルが監督した「マリアの本」が前座映画で、本編「こんにちはマリア」はもちろんゴダールの作品だ。
処女懐胎をテーマにしていて、フランスじゃ上映禁止らしい。
マリアの本」では娘の両親が別居しており、娘マリーは相互の家を行ったり来たりしている。
その中で思春期の娘の心のもやもやみたいなものをうまく表現していた。
入浴シーンがオススメ。
こんにちはマリア
マリーは覚えもないのに妊娠する。
恋人ジョゼフは疑い、苦悩する。
しかしマリーもお腹が大きくなるにつれて母親役を受け入れ、ジョゼフも父親になろうと決心する。
なぜ人間は単性生殖しないのだろうか?
実は処女受胎はどこかで起きているのではないか?
そんなことを感じさせる映画だ。
いずれクローンが進めば、女性が女性だけを女性だけの力で生む時代が来るに違いない。
将来生殖能力のある男性も単性生殖で生まれるかもしれない。
しかしゴダールはそこまでは考えていないようだ。
あくまで聖書を現代に再現したかったのだろう。
ハリウッド映画の「ジュニア」の方がネタとしては、良く考えられていた。
ジュリエット・ビノシュ、ミリアム・ルーセル、アンネ・ゴーチェと女優三人が出てくるが、主役はミリアムがマリーを演ずる。
あまり綺麗だと思わなかった。単にユダヤ人顔だったから、起用されたのではないか?
アンネ・ゴーチェのように金髪で黒い眉毛の人が大好きなのだ。
役を交換して欲しかった。
東洋人にはこれのどこが冒涜なのかわからない。
2000年前に起きたと言われてることを、今に置き換え再現しただけではないか?
ゴダール映画の中では分かりやすい作品だ。
単なる台詞過剰劇ではない。