Understandは何故、「下に立つ」なのに、「理解する」になるのか?
中一の甥に聞かれて、うーんと考え込んでしまった。
早速、英和語源辞典を読む。
understandan という古英語から来ているが、「何故、下に立つと理解できるのか不明である」とある。
埒が明かないので、オクスフォード英英辞典を見るが、語源は載ってない。
独和辞典で、理解する「verstehen」(非分離動詞)を見る。stehenは英語のstandである。
しかしこれも何故、ver(代理)が接頭辞なのか、よくわからない。
フランス語だと理解するはcomprendreだが、これは英語のcomprehendのカウンターパートである。
仕方なく、インターネットで検索する。
online etymology dictionaryによると、なかなか面白いことが書いてあった。
まぼろしの印欧語を用いて、語源を解説している。
「語源でたどる英単語まんだら」という本がある。
よくわかってない言語である印欧語をベースに語彙のネットワークを増やそうと言う本だ。
ギリシャ語源とラテン語源とを、統一して扱えるのがミソ。
言語学者ではないのだから、印欧語がどういう言葉だったかなんて問題ではない。
それを種に頭の中で、語彙の連想ができればいいのである。
素人から見れば、語源とはそういうものなのではなかろうか。
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