複音ハーモニカを始めた。
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安物のハーモニカなので21音でそれぞれ上下二段に穴が開き、それを同時に吹き吸いする。
それぞれ同じ音階なのだが、2Hzほど音程をずらしているため、うなり(ビブラート)が加わり、独特の音色が出る。(だから、トレモロハーモニカともいう)
ただし単音のクロマチックハーモニカ(たとえば小学校で使ったもの)とちがい半音は出ず、C調ならC#(嬰ハ長調)のハーモニカと二本持ちして、#のたびごとにC#の方を吹き吸いする。
クロマチックの方が洋楽などには適しているのだが、よいクロマチックハーモニカは指でレバーを操作して、半音ずらす造りになっている。
わたしは片手が不自由なので、複音ハーモニカしか使えないのである。
スティービー・ワンダーはクロマチックの名手であり、目が不自由であっても使える。
手が不自由だと、これが使えないのが皮肉である。

複音ハーモニカの短調は基本的に和声的短音階であり、ソの音が#している。
自然短音階のハーモニカもあるが、日本最大のハーモニカメーカーTOMBOの製品では高価である。
何故、TOMBOは自然短音階のハーモニカを安くしないのか?
日本(とロシア)では短調曲が豊富だし、和声的短音階と比べたら、今や自然音階の方が多くなっている筈。
いや、高価でも良いから自然短音階と和声短音階の二つを上下に並べたハーモニカを作ってもらいたい。
そうすれば、旋律短音階(上りは和声的、下りは自然的)まで対応できる。
公式サイト

複音ハーモニカ1

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