ついにつきあいが始まった二人。端から見ていると完全にバカップルである。
美咲が社長に惚れたのは理由があった。
自分を育ててくれた勤勉な元ホテルマンの祖父のぼけっぷりが社長のそれに似ていたからだ。
最初のデートは社長の好みで水族館へ行って社長が蘊蓄を垂れまくる。そして互いに零さん、みささんと呼び合うことにする。
二回目のデートは美咲の趣味で落語デート。そして定食屋で夕飯を食べているとき、ホテル協会のパーティー参加の話が出るが、その時間には美咲は予定が既に入っていた。それを社長の強権でムリヤリ参加させるが、二人の仲はギクシャク。
最初は立腹していた社長だが、次第に冷静になって美咲に電話を掛け「おやすみなさいを反対から読むと・・・」。
実はもう一回ホテル協会のパーティーで痴話喧嘩をして、またまた電話で仲直りをする。
社長は十分ハイソなのだが、我々と変わらない幼稚な恋愛をして同じような失敗を繰り返す姿にニヤリとしてしまう。
お相手の美咲も日じっBだがイケイケではなくKYであるだけに、必要以上に自分の至らなさを感じている。
次回は夜のおデートでのドタバタだ。
世界一難しい恋 第6話「初恋成就でバカップル誕生」