思い出のスピーカー編、ディナウディオ・カンター3.3。
Infinity Kappa から切り替えた。
ローズウッド仕上げがディスコンになるので、安くしてもらった。
第一印象ではアンプさえしっかりしていれば、使いやすいトールボーイスピーカーである。
レンジは、モニター系スピーカーと比較すると狭いが、音楽を聴く分には問題はない。
音は、すべてにおいて作為のない自然な音だ。
ところが世間のコンター評は、大きく分かれている。
まずY際電器で聴ける、コンターの廉価機は音が悪かった。
あれを聴いてコンターなんて、と思っている人は多い。
たしかに高音にまったく刺激感が無いのがディナの特徴。
ティールやB&Wみたいな強調感を持たせていない。
だからセッティングが悪いと音が団子になる。
それを高音が出ないと勘違いされるわけだ。
使いこなしてみれば分かるとおり、高周波でもって音場感(ホールの雰囲気)をさりげなく醸し出すタイプ。
作為的な感じがまったくしない。
音の密度感は欧州系としては、しっかり出ている方だ。
立ち上がりのスピードは、あまり強調されていないが、遅くない。
低音はやや締まっている方だが、普段はこれ見よがしには出てくるわけではない。
オケのティンパニロールなどは、恐怖さえ感じる。
敢えてコンターの問題点を挙げれば、空間が必要だ。
狭苦しい所では音も窮屈になる。
現在、8畳間で鳴らしているが、壁に近づけると、反射音の問題が出てくる。
しかし吸音材を入れすぎると音が死ぬ。
そのため、左右のスピーカーの間隔を狭くしてセッティングしていた。
さらに耳の高さ、すなわちコンターのツイーターの高さに被る家具はみんな取り除いた。
どんな部屋にでも、ぽいっと置いて聴けるスピーカーではないと言う意味では、たしかにコンターは難しいのである。
しかしそれを言えば、いまどきの音場型スピーカーは、もっと難しい。
アンプとの組み合わせ問題で言うと、ラックスのBTL(C-7i + M-7i×2)で駆動していた頃は、これだけのスピーカーを使うのだから、アンプが場所を取っても、仕方がないと諦めていた。
しかしこれがシャープの1ビットデジタルアンプだと、あっさりと鳴ってしまう(笑)
100万円のスピーカーに100万円のプリメインアンプというのは、価格バランスとしてもぴったり。
しかしあっさり他のスピーカー(ディナウディオ・スペシャル25)に乗り換えてしまった。
学生時代、セレッションのSL700を見て、音質ではなく小型2ウェイというデザイン性に惚れたが、年を取ってからも同じ病気が出てきた。

Loudspeakers: Dynaudio Contour 3.3

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