アニメスタジオ ufotable 制作の戦闘CGがあまりに美しい伝奇アニメ映画第三弾。
今回は、ついに大聖杯が現れる。
原作は奈須きのこ、監督は須藤友徳、音楽は梶原由記。
声の出演は杉山紀章、下屋則子、植田佳奈ら。
あらすじ
桜と臓現は、大聖杯の器であるイリヤ(スフィール)を連行するが、士郎は言峰と協力してイリヤを奪還する。そこで士郎は闇堕ちしたバーサーカーと対決し、アーチャーの腕のリミッターを解除することで、ついにバーサーカーを撃破した。
膨大な魔力を得た桜は、大聖杯を前にして間桐臓硯に造反し真アサシンを倒す。
桜を闇落ちから救いたいライダーは士郎、凛と共同戦線を張る。そんな士郎とライダーの前に、闇落ちしたセイバーが現れる。ライダーはスピードを武器にセイバーを翻弄し、士郎に対してエクスカリバーを撃つが、体力を温存していた士郎の前に殺される。
その頃、凛は遠坂家に伝わる宝石剣べルレッチの圧倒的パワーで桜と対峙するが、ついに妹の桜を殺すことができず敗れる。姉を傷付けたことで、桜の暴走が止まる。そして士郎によって桜は闇から解放される。
そこへ悪の化身アヴェンジャー(ゾロアスター教のアンリ・マユ)を大聖杯から誕生させたい言峰が現れ、士郎と激闘を繰り広げる。しかし言峰の体力は数多くの戦いで限界を超えており、士郎の前で最後を迎える。
士郎は最後の力を振り絞って、大聖杯の起動を止めようとするが・・・。
雑感
ただ、戦っていてるだけで内容はない。しかし後半1時間近く使ったセーバーとライダーの戦いから言峰綺礼戦まで凄まじい画力で圧倒された。
個人的には、今度はufotable にラスト・エピソードである「Realta Nua」と第一部(セイバールート)を組み合わせたものを作って欲しいが、津嘉山正種が高齢だし、イリア役の門脇舞以の声がもう限界に近い。
スタッフ
原作 奈須きのこ / TYPE-MOON
監督 須藤友徳
脚本 桧山彬(ufotable)
キャラクターデザイン 須藤友徳、碇谷敦、田畑壽之
音楽 梶浦由記
キャスト
衛宮士郎 杉山紀章
間桐桜 下屋則子
遠山凛 植田佳奈
言峰綺礼 中田譲治
ライダー 浅川悠
セーバー 川澄綾子
イリアスフィール・フォン・アインツベルン 門脇舞以
真アサシン 稲田徹
間桐臓硯 津嘉山正種
***
最後にイリヤが現れ、生命を賭して大聖杯の起動を収めた。その衝撃で士郎も死亡したが魂だけは残った。
桜は士郎の魂を保護していた。雪の降る夜、凛が依頼して蒼崎橙子が完成させた人形に、魔法ヘブンズ・フィールによって桜は士郎の魂を植え付けることに成功する。
桜は次期弓道部長になり、次の春が来て士郎や凛、藤村大河、先輩、ライダーと花見に行くと、満開の桜が咲き誇っていた。