人気はレッドファルクス、ファインニードル、レッツゴードンキ、ダンスディレクター、セイウンコウセイ、香港から参戦のブリザードの順。

 

ブリザードとは懐かしい名前だ。実は同名の馬が、日本でも走っていた。
トウカイテイオー世代で、新馬戦から連勝後、1990年いちょうSをサクラハイスピードの三着、府中三歳Sをサクラヤマトオーの三着、朝日杯三歳S(G1)をリンドシェーバー、ビッグファイトの三着、クラシックでは皐月賞に出走してトウカイテイオーの9着、その後ダートに転向し市川S(1500万下)とガーネットS(OP)を連勝した馬だ。芝ダート兼用で走り、古馬になってからもAJCCでホワイトストーンの3着がある。追い込み型で横山典と根本が主戦だった。後に岩手や中津に転出している。

 

さて調教ではレッドファルクスが走りすぎてレーヌミノルが走っていなかった。

 

コースとしては、少し渋みが残り芝も長い状態だそうだ。時計は掛かるかも知れない。セイウンコウセイが最内枠を引いて逃げ宣言をしている。ペースは速くなりそう。

 

レースは、セイウンコウセイが逃げるが、阪急杯勝ちのダイアナヘイローが競り合う展開になり、さらにセイウンスカイと同じネロが外人騎乗のため競ってくるw。

好位にブリザード、その後ろにレッツゴードンキ、ナックビーナス、ファインニードルと並んでいる。
ダンスディレクターはインに潜り込んだが、前に入られて大きな不利を受けたかと思った。後から聞くと、カーブを曲がりきれなかったようだ。

直線を向いて好位内からセイウンスカイにレッツゴードンキが襲いかかり、先頭を奪う。その内からダンスディレクターが上がってくるが、残り200で勢いは無くなった。

すると位置取りを下げて外を回っていたファインニードルが、川田騎手のアクションとともに一歩一歩差を詰め、ゴール直前で先頭に変わった。

 

優勝はファインニードル、時計は1分8秒5と思ったより好時計。上がりも34秒5だった。ドバイのシェイク・モハメド殿下からゴドルフィン法人名義に変えてからの最初のG1で初制覇である。

ハナの差二着はレッツゴードンキ(岩田騎乗)で、昨年から三度スプリントG1で準優勝。前走はフェブラリーS5着であり、本当に頭が下がる。

三着は人気薄のナックビーナス(三浦皇成騎乗)、好位付けで人気馬マークという位置取りが良かった。

4着は内を突いたダンスディレクター、5着にブリザード、6着に逃げたセイウンコウセイだった。

 

 

 

久しぶりの関西馬のスプリントG1制覇だった。

関東馬のレッドファルクスは、思った通り、調教で走りすぎたようで、上がり一位だったがレース8着に敗れた。

ダンスディレクターのスタートは普通だったのだが、二の足が付かず、悪い位置取りになり、最後は足が上がってしまった。もう8歳だし、スプリンターズSは二度とも着外だったし、G1は無いだろう。場外発売開始早々に大枚をはたいたおじさんかおばさん、残念でした。

 

高松宮記念 2018 ファインニードル ついに日本でもゴドルフィン旋風!

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