朝からが降り続き、中京競馬場の芝は稍重状態。
外枠が良さそうだ。

レースは最終的な一番人気ダイワマッジョーレの致命的な出遅れで波乱の幕開け。
逆に好スタートを決めたのは2枠に入っていた香港馬エアロヴェロシティ
結局、外から強引に行く7枠ハクサンムーン(酒井騎乗)を逃げさせて自分は馬場の荒れていない真ん中あたりにコースを取る。
ほかの日本馬はエアロより外を進んでいる。

そのままの態勢で直線を向く。
先頭はいまだにハクサンムーンだったが直線ではさすがに真ん中にコースを取った。
すると三番人気ミッキーアイルが外から襲いかかり、ミッキーを目標に内からエアロが馬体を合わせる。
エアロはミッキーを競り落として、その勢いでハクサンムーンまで半馬身差しきって初優勝。
香港馬をたたえるのはしゃくに障るが、正直言って実に味のある勝ち方だった。
時計は1分8秒5で9Rより0.1秒速いだけだったが、それは一時間前のレースでそれからも降り続けていたのだから優秀な時計だ。

鞍上はパートン騎手、アドマイヤラクティをコフィールドC(G1)で優勝させメルボルンCでぽっくり死なせた張本人。
かなりの豪腕のようだ。
それに応えた馬も偉い。雨馬場は初めてだったという。根性がある騸馬だ。

好位付けしたミッキーアイルは前に壁が出来なかったのが痛かったか。
先行できなかった外枠勢は全滅。
とくに二番人気のストレイトガールは道悪を苦にしたか13着に惨敗。
結局前残りの競馬だった。

馬券の方は道悪の上手い香港馬がいて、上位人気が割れる顔ぶれだったので「見」させてもらった。

ドバイと言い高松宮記念といい、今日の日本勢は良いところ無しだった。

[amazonjs asin=”4750341487″ locale=”JP” title=”香港バリケード――若者はなぜ立ち上がったのか”]

高松宮記念 2015 エアロヴェロシティ

投稿ナビゲーション