真犯人はもと警官、韓国人、組織Xの三つだそうだ。裏取引はたしかにあった。グリコハムの合併に関してトラブルが起き、その恨みによるものと思われる。
ここまで言ったら、もうXも関西人には有名な団体だし、犯人を指名しているようなものだ。

 

てっきり、これが真相だと思っていたら、2007年になって週刊朝日が新しい説をスクープした。
福徳銀行5億円強盗事件の犯人が、グリコ森永犯だという。
しかもキツネ目の男は自殺したことになっている。

でも、これでは三億円事件と同じ脚本ではないのか?

 

一橋文哉 「闇に消えた怪人」 新潮社

投稿ナビゲーション