89年の直木賞受賞作。
レイモンド・チャンドラー風の読みやすい、乾いた文体が魅力。
ハードボイルドと言いながら、ソフト・ボイルドぐらいしか、アクションがないところも気に入った。
さりげなく競馬ネタや音楽ネタも入っている。

(著者は佐賀でジャズピアニストもやっている)

原りょう 「私が殺した少女」 ハヤカワ文庫

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