大俳優フェルナンデルフランソワーズ・アルヌールの顔合わせでお送りする、ほろ苦ラブストーリー

 

 

監督 : アンリ・ヴェルヌイユ
製作 :エーレス・ダギアール
原作 :ジョルジュ・シムノン
脚本 : ジャック・コンパネーズ
脚色 : ジャック・コンパネーズ / ジャン・マンス / アンリ・ヴェルヌイユ

 

 

 

キャスト(役名)
フェルナンデル(医師ペルグラン)
フランソワーズ・アルヌール(愛人マルティーヌ)
クロード・ノリエ(妻アルマンド) 「裁きは終わりぬ」の主役女優
シルヴィー(母)
レイモン・ペルグラン(オクターブ)

 

 

45才になった医師ペルグランは仕事を終え帰宅し、ある過去の情事を思い出していた---
ペルグランはアルルでプライドの高い未亡人アルマンドと再婚した。気の弱いペルグランは、きついアルマンドに調子を合わせて表面上は幸福に見えた。
マルセイユへ旅行したペルグランは、若いマルティーヌと偶然知合い、その魅力に惹かれる。二人は情を通ずるようになり、アルルにまで呼んで看護助手として妻の目を避けて情事に耽る。
しかしマルティーヌとペルグランがキスしているところをアルマンドに目撃される。
田舎に飽きたマルティーヌはペルグランと喧嘩して去っていった。自宅に戻るとペルグランはアルマンドに浮気を厳しく責められた。
マルセイユでマルティーヌと一緒に暮らそうと駅に行くと、マルティーヌは男と艶笑していた。
結局ショボくれて家に戻ると、妻は自分の非を認めて、やさしく迎えてくれた。
---回想から覚めたペルグランがテラスに出ると、妻がうたた寝していた。

 

 

日本でも圧倒的な人気を誇るフランソワーズ・アルヌール。この映画ではまだ幼さが残る容姿だったが、真面目な医師をたらし込むファムファタールの役だ。直ぐブラジャー姿になる気前の良さが、好まれたのだろう。
名優フェルナンデルおじさんも名演技だった。

 

 

でもペルグランは幸せ者だ。実はよい妻に恵まれて。元々の問題は夫婦のコミュニケーション不足にあったのだから。

 

 

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最後のワンカットだけでも十分楽しませる映画。

 

禁断の木の実 1952 フランス ほろ苦ラブストーリー

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