良馬場で1000万下のレースが1分58秒7で決着して皐月賞も好時計が期待される。馬場課は何を考えてこんなスピード馬場に仕上げるのだろう。かなり人気が狂ってくる。
一番人気は唯一の牝馬ファンディーナ(岩田騎乗)。二番人気は弥生賞を決め手だけで勝ったカデナ(福永騎乗)、三番人気は共同通信杯勝ちのスワーブリチャード(四位騎乗)、四番人気は決め手のあるマイラー型ペルシアンナイト(デムーロ)、五番人気はホープフルS勝ち以来のレイデオロ(ルメール)。

パドックではまずファンディーナが牡馬に囲まれて興奮している。さらにレイデオロも休み明けでうるさくなった。この二頭がらみの馬券は消せる。ついでに2歳チャンピオンのサトノアレス(戸崎)も二走続けて成長を感じず、藤沢厩舎はともに消して構わない。
それからカデナの馬体を見るに弥生賞を勝っているが少し450kgと小柄だ。今日のレコードが見込まれる馬場では、470kg以上の中型馬でないと苦しい。まあ1992年の天皇賞・秋のようにレッツゴーターキン、ムービースターという追い込み同士の決着になれば小柄な馬でも届くけれど。

さてレースは内のスワーブリチャードと4枠のファンディーナが好スタートを切ったが好位に控えて、外枠のアダムバローズが逃げトラストクリンチャーが先行する展開。どの馬も付かず離れずで流れて行く。1000m59.0秒と思ったより遅い展開に痺れを切らせて中段、後方勢が動き出すが前は止まらない。三、四角中間にインコース(多分2コース)の悪いところがあって、ファンディーナの外につけていたアルアインが後退する。後方にいたカデナはインを上がる気配を見せたが、前を後方インにいたペルシアンナイトに塞がれたのか、それ以上は上がれず。
直線を向いて一瞬ファンディーナが先頭に立つが、すぐ内のペルシアンナイトに差される。するとファンディーナの内からアルアインが再度抜けてグイグイ伸びてくる。その外には武豊のダンビュライトがジリジリ伸びるがゴール前でアルアインが少し外に寄れたこともあり勢いが削がれる。
結局、アルアインが見事差し返して優勝。二着はペルシアンナイト、三着はダンビュライトだった。勝ち時計は1分57秒8、レースの上りは34秒5レースレコードでコースレコード・タイだった。四着は先行したクリンチャーがこのペースで粘り込んだ。五着はレースが決着付いた頃に中を割って来たレイデオロ。ファンディーナのは七着に終わった。スワーヴは六着、カデナは九着。

終わってみれば、池江厩舎のワンツーフィニッシュ。しかも人気と逆順だった。どちらもマッチョなディープインパクト産駒。アルアインは毎日杯優勝から、ペルシアンナイトはアーリントンC優勝から皐月賞へ来た。
ちなみに上がりの一、二着はサトノアレス、レイデオロの藤沢厩舎コンビ。

こういう高速馬場だと故障が心配だ。アルアインは途中で一度躓いている。そこから盛り返すのだからその根性には敬服しかないが、脚部不安が出ないか心配。

ダービーはメリハリのあるレースが期待される。上がりの競馬になるとマッチョなディープインパクトより細身のディープ産駒の方がいい。またハーツクライ産駒も良くなってくる。
ただしアルアインが無事ならば、好位を取って自分で仕掛ける馬だけに馬券に絡む可能性は高い。

皐月賞 2017 アルアイン

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