巨匠スタンリー・キューブリックが監督・脚本でお送りするクライムストーリー。

「ジョニーギター」のスターリング・ヘイドン主演。
そしてあの人も登場。

 

 

監督 : スタンリー・キューブリック 
製作 : ジェームズ・ハリス
原作 : ライオネル・ホワイト
脚本 :スタンリー・キューブリック 

 

配役
スターリング・ヘイドン (ジョニー)
コリーン・グレイ (ジョニーの恋人フェイ)
ヴィンセント・エドワード (ギャングのヴァル) 後のドラマ「ベン・ケーシー」のタイトル・ロール
ジェイ・C・ フリッペン(資金提供したマーヴィン)
メアリー・ウィンザー (馬券係ジョージの妻シェリー)

 

 

あらすじ
ジョニーは競馬場の売上金強奪をねらっている。仲間は4人、警官と競馬場関係者、資本を出してくれる金持ちだ。
さらにバーで暴れて騒ぎを起こしてくれる乱暴者と、ライフルで走ってる馬を射殺する狙撃手を雇う。
レースの最中に騒ぎを起こし、本命馬を撃ち殺し、売上が全額戻ってくるところをジョニーが頂く計画だ。と言うのも金は一旦職員用ロッカーに保管して警官がモーテルに移す手はずになっている。それをジョニーが回収して、みんなに分配するのだ。

 

計画は実行に移され、金の持ち出しまでうまくいった。
しかしジョニーは渋滞に巻き込まれてしまう。
そのころ待ち合わせ場所では、残りのメンバーが既に集合していた。そこにギャングたちが襲いかかる。
結局ギャングとの撃ち合いになり、瀕死の重傷を負いながら馬券係だけが自宅にたどり着いた。
自宅にはギャングに計画を漏らした妻がいた。馬券係は妻を撃った後、自分も倒れる。

 

 

 

スターリング・ヘイドンは、「大砂塵」の怪演もさめやらぬうちに、今度はキューブリック作品に主演。怪作2作品に連続して主演しているが、ヘイドンはB級映画の俳優である。
キューブリック監督としても映画二作目で、お金のかかる人は使えなかった。

 

キューブリックの脚本はしっかりしていた。時間を重ねて登場人物の行動を追いかけてゆくシーンは、さすがだ。
ただし、カメラワークに目立ったところはなかった。

 

ビンセント・エドワード(「ベン・ケーシー」の主演)は最後に死んじゃう役だった。名前は大きく出ていたが、少ししか見せ場はなかった。

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現金に体を張れ 1955 アメリカ

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