ラモンは首から下が、飛び込みの失敗で不随となり、26年もの間ベッドから動けない。
彼は尊厳死を希望するが、スペインがカトリック国であるため、認められない。
一方、弁護士のフリアは進行性の痴呆症に冒され、記憶を失ってしまう恐怖におびえている。
彼女自身も死を望んでいた。
フリアは、ラモンの事件を依頼され、法廷準備を進めるうちに、同じ苦しみを共有するラモンに惹かれていく。
ある日、フリアは彼の詩集を発見する・・・
監督 アレハンドロ・アメナバール
出演:
ハビエル・バルデム:ラモン
ベレン・ルエダ:フリア
ロラ・ドゥエニャス:ローサ
2004年アカデミー外国語映画賞受賞作品だ。
サスペンス作品を得意としていた監督が、尊厳死という社会問題に切り込んだ作品。
カトリックの国だから、この映画はセンセイションだったが、
自殺大国の日本人には,あまり新鮮には感じられない。
主演のハビエル・バルデムはヴェネチア映画祭で主演男優賞を得た。
マイケル・ケインみたいなオッサンだ。


監督の新作は今年のカンヌ映画祭特別招待作品”Agora”(2009)
4世紀ローマ帝国支配下のエジプト女性数学者ヒパティアのお話。
オスカー女優レイチェル・ワイズ主演だ。

海を飛ぶ夢 2004 スペイン

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