1867年ユーロビジョンでのルクセンブルク代表ヴィッキー・レアンドロス(ギリシャ人)の熱唱だ。ルクセンブルクはフランス語を公用語としている為、ドイツで歌手デビューしていてマルチリンガルなヴィッキーを代表に起用した。国際色豊かだったが、歌い方は力んでいてまるでドイツ人のように勇ましい感じだ。その所為か残念ながら優勝は逃してしまったが、5年後のユーロビジョン1972で見事に優勝して雪辱を遂げる。

シングル盤ではもう少し大人しく歌っている。さらにポール・モーリア(インスト曲がビルボード五週連続ベスト1等のアレンジを聞き、歌い方を変えていったそうだ。

フランス語だと「愛=青空」すなわち愛は素晴らしいものという意味だ。

しかしアメリカ人はこの曲を訳するときに悩んだ。何故なら英語で「Blue は失恋や不快なこと」を意味したからだ。しかし敢えて曲全体の解釈を変えてしまって、”LOVE IS BLUE.” (恋は哀しい)と作詞してまった。だからクロディーヌ・ロンジェ(フランス人でアメリカに永住のようにフランス人であっても英語で歌う場合は哀しそうに歌っている。

日本で森山良子らがカバーしてヒットした。原詞に戻って、なおかつ日本語もブルーに哀しい意味があったので、日本語タイトルを「恋はみずいろ」にした。訳詞した漣健児のヒットだ

 

ヴィッキー 「恋はみずいろ」 1967

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