簡易な5.1chシステム307PM−1のエイジング14日目。
オリジナルは、SQ方式の4CHサラウンドLPだった。
百恵ちゃん、唯一の4CHレコードだ。
製作はデビューの翌年、1974年である。
これよりあとの百恵ちゃんのLPレコードは何枚か持っていたが、これは持ってなかった。
何しろ、SQマトリックスの鳴る装置は持ってなかった。
また、この時代の百恵ちゃんは、「性典歌手」といわれ、「真面目な」小学生がレコードを買う雰囲気ではなかった。
オリジナルは5枚目のLPだった。
「ひと夏の経験」までのシングル5曲と、アルバム曲やB面も加えたベスト編成の全12曲だ。
1曲目「青い果実」から音がでかい!
もともと音は良くなかったのに、欲張ってリマスタリングしてるようだ。
「青い果実」と「としごろ」は、SACD 2CH の収録である。
3曲目「禁じられた遊び」から、4CH録音はスタート。
思い出した。こう言う感じだ。
ストリングスが何故か、リアスピーカーにいるのだ。
時にはブラスもそこにいる。
いかにも無理やり4CHにしましたって感じで、目が回ってしまう。
歌謡曲の4CHは、こういうものだった。
初期の百恵シングルは、だいたい作詞千家和也、作曲都倉俊一、編曲馬飼野康二コンビだ。
アルバムでは、シングルでお目にかからない作詞家との組み合わせがあり、それなりに楽しい。
「放課後」という曲は、有馬三恵子の詩である。
南沙織のような世界を作れるか、楽しみだったが、当時は歌い切れなかった。
「教室を出たら大人」は、なかにし礼の作詞だ。
百恵ちゃんは、それなりにこなしているんだけど、なにか物足りない。
「まぶしい視線」は、安井かずみ作詞・穂口雄右作曲編曲。
歌詞の方はサビで繰り返すだけで平凡なのだが、キーがあってなくて歌手は苦労している。
穂口は音域の広い人だから、山口百恵に関しては、編曲に専念した方が良い。
百恵ちゃんは決して美人ではなく、さほどファンではなかった。
しかし愁いを含んだ表情があり、色気を感じた。
今のホリプロに、こういう子はいない。
永遠のセルマ・リッター
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ホテリアー/上戸彩/ペ・ヨンジュン
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