美しいアイドル女優ピア・アンジェリ(1932〜1971)は1949年「明日では遅すぎる」(イタリア映画)で恵まれた映画デビューを飾る。
そしてアメリカMGMにスカウトされ、女優として順風満帆かと思われた。
アメリカに移って最初のBFはカーク・ダグラスだという。
やがてジェームズ・ディーンと出会い、デートを重ねる。
しかし結婚願望が強すぎたのか、宗派の違い(彼はクェーカー教徒、彼女はカソリック)からジミーと別れる。
そしてヴィック・ダモン(歌手)と結婚して一子をもうけるが、離婚。(二人の結婚の最中にジミーは事故死する)
その後アルマンド・トロバヨリ(音楽家、「黄金の七人」の映画音楽で有名)と再婚し一子をもうけるが、また離婚し結局、女優としても大成しなかった。
そして1971年ロスで睡眠薬バルビツールの多量摂取によって死亡。
年を取るとふっくらするイタリア人が多い中で、彼女は美しい姿のまま、伝説になってしまった。
双子の妹マリサ・パヴァン(「バラの刺青」)も女優として活躍したが、ピアのファンから見ればやはり別人だ。

 

ピア・アンジェリは歌も唄った。
イタリア人の割に、うまいとはとても言えない。
しかしバラードでは雰囲気がある。
寺島靖国もその当たりは認めていて、「曲順を替えろ!2曲目を最初に掛けろ」と言う。

 

 

主な出演作
傷だらけの栄光  (1956)
ソドムとゴモラ  (1961)
バルジ大作戦  (1965)

 

 

ボクシング映画「ロッキー」のいわばオリジナル版映画「傷だらけの栄光」の1シーン。
ポール・ニューマンが主演だが、妻役のピア・アンジェリも出てくる。

掛かっている音楽は映画と関係ない。

女優ピア・アンジェリ

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