晴良馬場の天皇賞(秋)は、昨年のダービー馬レイデオロが制した。

8R三歳以上一千万円下(8頭立て)は、前半62秒6の超スローペースで本命馬が2分0秒4で好位から抜け出した。当然このレースは1分57秒台以下のレースになる。

パドックでは、二番人気レイデオロ、サングレーザーが良い出来だった。サングレーザー、3番人気マカヒキともに体重12キロ減で勝負気配。少頭数なので皆落ち着いている。

問題は逃げ馬不在だと言うこと。誰が逃げるだろうか、福永かな。なお、ダンビュライトは発走除外で返還。

レースはスタートで事件が起きる。マカヒキが一完歩目で右によれて、隣の一番人気スワーヴリチャードにぶつかった。スワーヴは失速して後方から。マカヒキはしつこく外からスワーヴリチャードを蓋をしていくw。

逃げたのは昨年の菊花賞馬キセキ川田騎乗)、二番手は昨年の皐月賞馬アルアイン。意外にペースは流れて、前半59秒4である。スローペースだが、11秒台が続き、あまり緩まない。

四角で好位外のレイデオロが進出し、中団外をサングレイザーが追いかける。ゴール前ではレイデオロが突き抜け、サングレイザーは逃げたキセキを差すのがやっとだった。

 

 

勝ったレイデオロ(ルメール騎乗=3週GI連続勝利)は、1分56秒8上がり33秒6。二着のサングレーザーは1馬身4分の1差で上がり33秒4。レースの上がりは34秒5だった。サングレーザーはもう少し早いペースが良かっただろう。

キセキのマイペースだったが、天敵レイデオロが早く差し切ったので、二着に粘れなかったという所だ。レイデオロにとっても一番向いているペースだったと思う。

お騒がせマカヒキは7着で上がりは33秒7だが、もし本気で追っていたら33秒3ぐらいは出していただろう。もっとペースが遅ければチャンスもあった。

デムーロ騎乗のスワーヴリチャードはスタートの衝突で戦意喪失してしまった。マカヒキ騎乗の武豊は故意でぶつけたのだろうが、騎乗停止にはなっていない。二人の間に遺恨が残ったと思う。

上位4頭のうち3頭は昨年のクラシックホースだ。そして2着も4才のマイラー無冠馬サングレーザーと、4歳馬が中距離での無双ぶりを見せ付けた。

 

天皇賞・秋 2018 レイデオロ – 昨年のダービー馬がクラシック馬対決を制す

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