若者たちの教祖・美輪明宏のNHK人間講座(2005年2月ー3月)を読んで、記憶に残った事を少々書いておく。
フランスのシャンソン歌手には多いのだが、美輪明宏(最初は丸山明宏)も日本の元祖シンガーソングライターだった。アルバム「白呪」には、すごい歌詞を残している。ぜひお聞きいただきたい。
彼と劇作家寺山修司との会話で、分かった事が有る。脚本家というものは、自分の台詞の意味をよく考えずに書いている。かえって俳優や批評家の方が理解している。
しかし良い脚本家は知らず知らずのうちに、素晴らしいドラマを書く。花のある役者とは、舞台の袖で息を吸って、舞台へ出てきたところで溜めていた息を吐きだす。また第三の眼(気)でお客様の受信機に何かを送る。例えば、石原裕次郎がそうである。
結局、この講座の結論は、「この世の中、愛と美さえあれば十分」。美が何であるかは、人それぞれだろう。お金が美しいと思う人もいる。
しかし、愛は相手本位の、無償の愛でなければならない。
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