エドガー・アラン・ポー原作の三話オムニバス映画。
第一作、ロジェ・バディム監督、ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ、アニー・デュプレ出演。
伯爵夫人ジェーン・フォンダは自分に振り向いてくれなかった男爵ピーター・フォンダの厩を燃やしてしまう。
ピーターは愛馬と運命をともにしてしまった。
すると彼の生まれ変わりのような馬が、伯爵夫人邸に紛れ込む。
第二話。ルイ・マル監督、アラン・ドロン、ブリジット・バルドー出演。
ドッペルゲンガーに苦しめられ、医学部も辞めたアラン・ドロンは軍隊に入り、平和な街に赴任した。
そこで黒衣の夫人に侮辱され、カードの勝負をする。
アラン・ドロンはいかさまで逆転勝ちするが・・・
第三話。フェデリコ・フェリーニ監督、テレンス・スタンプ主演。
イタリアの映画祭に呼ばれたイギリスの映画スター・テレンス・スタンプには、なぜかいるはずのない女の子が見える。
☆
どれも怖さはなかった。
エドガー・アラン・ポーの世界とは今になってみればこんなものだろう。
第一話はエロエロである。
当時の貴族の乱交パーティー・シーンばかりだし、ロジェ・バディムが嫁さんのジェーン・フォンダを美しく撮ることだけを考えて作ってる。
ジェーン・フォンダの素顔は美人だと思わないんだけど、映画の中じゃ色気があって、ぐっと来ちゃうのだ(笑)
二作目はアラン・ドロン映画になってる。
BBが綺麗に撮れていない。
最後の作品はフェリーニが「ポルターガイスト」を撮っていたらどうだっただろう、と考えさせられた。
「コレクター」テレンス・スタンプも若い頃は同性愛を売りにしていたのか?
世にも怪奇な物語(1967) フランス・イタリア