映画「バットマン・リターンズ」監督のティム・バートンが初製作で参加。監督はヘンリー・セリック、音楽はダニー・エルフマン。ハリーハウゼンの流れをくむストップモーション・アニメーション・ミュージカルで、ハロウィン・タウンの人々が初めてクリスマスと出会った驚きと戸惑いをちょっぴりホラーテーストで描く。
全世界的に興行的に大ヒットとなり、ディズニーにより3D化された。
日本でレーザーディスクで発売された時、豪華な俳優がアフレコを行なっている。声の主演 市村正親、土居裕子、大平透。
あらすじ
ハロウィン・タウンの王であるジャックは毎年ハロウィンの度に同じようなことをして人々を驚かすのに飽きていた。ふとクリスマス・タウンを覗くと、サンタクロースがプレゼントを配って子供たちが喜んでいる。そこでジャックも楽しいことをやりたくなり、クリスマスの研究に没頭する。サリーはそんなジャックを心配する。ついにジャックはサンタクローズを攫ってしまい、代わりにクリスマス・タウンの子供たちにおどろおどろしいプレゼントを配り始める。そもそも彼はクリスマスが何のための行事が分かっていなかったから、クリスマス・タウンとハロウィン・タウンを巻き込んで大騒動が起きる。
雑感
ティム・バートン・ファンなら、初製作アニメ映画として必見だ。
アニメと言っても作画しているのではなく、ストップモーションだから、日本流アニメとは全く違う。
対象を少しずつ動かしながら、一コマずつ撮影する。だから非常に時間がかかっている。おそらくプレスコ(声優が演じた声に後から映像を合わせる)で声の部分を前もって収録しているのだろう。
アニメらしくミュージカル風になっているのも良い。
しかしティムのアニメーションは癖が強いため、飽きやすい。当時はこの映画によって久しぶりに高画質のストップモーションが流行したので珍しさがあったが、最近では3Dアニメのコストも下がってきたので珍しさもなくなった。
スタッフ
監督 ヘンリー・セリック
脚本 キャロライン・トンプソン
原案 ティム・バートン
製作 ティム・バートン、デニーズ・ディ・ノーヴィ
音楽 ダニー・エルフマン
撮影 ピート・コザチク
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声の出演
ジャック クリス・サランドン 歌: ダニー・エルフマン (CV市村正親)
サリー キャサリン・オハラ (CV土居裕子)
フィンケルスタイン博士 ウィリアム・ヒッキー (CV三ツ矢雄二)
町長 グレン・シャディックス (CV大平透)