障害者の恋愛を真正面から描いたなかなかの名作。
脚本の勝利だろう。

学生で麻雀屋でアルバイトしていた恒夫は、謎の老婆が何か乳母車のようなものを押しているという話を聞く。
はじめは都市伝説だろうと思っていたが、ある朝実際にその老婆を見かける。
あとを付けると、乳母車に乗っていたのは若い女性だとわかる。
娘はジョゼと名乗った。彼女は脚が不自由だった。

恒夫はノリコというセフレがいて香苗もGFだが、ジョゼのことがどうしても忘れられず、二人で自動車旅行に行く。
しかし旅を続けるうちに背負っていくものの重さに耐えかねて苦渋の決断をする。

 

二人が直接別れる修羅場は描かれていない。
しかしその前の旅行のシーンで別れそうだなと思った。
介護相手と付き合うのは相当難しい。

 

でも付き合おうとしたことは評価できる。
男と女である以上、お試し期間は必要なのだ。
やってみなければわからないんだから、たとえ要介護者が相手であっても健常者と同様のルートを通るべきなのだ。

 

監督 犬童一心
脚本 渡辺あや
原作 田辺聖子
プロデューサー 久保田修 小川真司
撮影 嶌井孝洋
音楽 くるり

 

出演
妻夫木聡 (恒夫)
池脇千鶴 (ジョゼ)
新屋英子 (ジョゼの祖母)
上野樹里 (香苗、恒夫のGF)
SABU
大倉孝二
荒川良々
西田シャトナー
真理アンヌ

ジョゼと虎と魚たち 2003 アスミックエース

投稿ナビゲーション