スティーブン・キング原作の小説をF・ダラボン監督が映画化。
スティーブンキング原作の映画作品の中でも最高傑作の呼び声が高い。
テレビで再放送していたが、まだ見ていない人は是非見るべし。
主演は知性派のティム・ロビンス。またモーガン・フリーマンが狂言回しの役を好演。
なお、同じダラボン監督の「グリーンマイル」も大ヒットした。
こちらは少し甘い映画だ。
銀行のヤングエグゼクティブだったアンディは、無実の罪で終身刑を言い渡され、ショーシャンク刑務所に投獄される。
希望を失わず、前向きな彼の態度は、次第に仲間たちの信頼を得る。
長い年月を経て、彼の実務能力が買われ、所長の裏金管理まで任されるようになる。
所長はアンディを手放したくないばかりに、アンディの無実の証拠をもみ消してしまう。
それを知ったアンディは、ついに長年の怒りを爆発させる。

テーマは終身刑の非人道性だ。
受刑者から希望や、生活する力をも奪う、終身刑に対する怒りが感じられる。
かように受刑者に対する深い愛情を感じる作品だが、被害者の心の傷については、あまり言及は無い。
その辺で、主演のティム・ロビンスは後年「デッドマン・ウォーキング」という死刑囚の物語を演出することになるのだろうか?

ショーシャンクの空に (The Shawshank Redemption, 1994,USA)

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