アメリカのDCコミックのヒーロー(スーパーマンやバットマンなど)がまたまた映画化された。
「シャザーン」かと思って勘違いしていたが、シャザムと叫ぶと変身する変身ヒーローものだ。
主演はザッカリー・リーバイと変身前のアッシャー・エンジェルの二人。
監督はデビッド・F・サンドバーグ。
あらすじ
父が運転する車に乗っていたサデウス・シヴァナは魔術師シャザムから宮殿に召喚され後継者のテストを受けろと言われる。しかし封印されし「七つの大罪」に騙されたおかげで勇者になることはできなかった。車中に戻ると兄に揶揄われ喧嘩になり、父が交通事故に起こしてしまう。それ以来、サデウス少年は一族の嫌われ者になる。
数十年後、母と生き別れたビリーは福祉局の命令で里親バスケス夫妻が暮らす家庭に引っ越す。フレディ、ダーラ、メアリー、ユージーン、ペドロという親のいない子供達もそこに住んでいた。
サデウスは長年の研究の甲斐あって「あの宮殿」に行き、魔物「七つの大罪」の力を手に入れることに成功する。魔法使いシャザムはサデウスを止めるため、再び勇者を探し始める。やがて孤児のビリーが召喚される。彼に勇者シャザムへ変身する力を与え、自分は砂のように消える。現実世界へ戻ってしまったシャザム(ビリー)は元の姿に戻れなくなって、オタク少年のフレディに助けを求める。そして、「シャザム!」と唱えることで元の姿に戻ったり変身できることを学習する。2人は動画サイトに超能力シーンをアップロードする。一方、サデウスは「新たな勇者が生まれた」という魔物の言葉を聞く。
学校では目立ちたくないビリーと、シャザムの力を使っていじめっ子を懲らしめたいフレディの間で摩擦が生じる。フレディと喧嘩しているところをサデウスと出会い、シャザムは大敗北を喫する。
落ち込むビリーにメアリーたちが母親を見つけたことと教える。しかし現実の母親は既に再婚しており、今の生活を壊したがらなかった。帰る途中でビリーにサデウスがバスケス一家を人質に取ったから、俺と戦えと電話がかけてくる。バスケス一家は一度解放されるが、公園に逃げ込んだフレディたちはまた人質に取られてしまう。魔術師の言葉を思い出したビリーは、フレディたちにシャザムの杖を持たせ「シャザム!」と叫ばせると、フレディたちは大人になり勇者に変身した。彼らは力を合わせてサデウスを撃退し、「七つの大罪」を封印した。
前向きに生きることを決意したビリーは、変身した姿で現れフレディと友人であることを誇示すると同時に友人スーパーマンを学校中に紹介する。
その頃、刑務所に入っていたサデウスのもとに謎めいたメッセージが届けられる。
雑感
続編がありそうな雰囲気だ。
長い割に面白くなかったが、おそらく観客の対象年齢は十二歳以下だろう。間違えてデートで見にいった人は、思い切り気まずくなったろう。
メアリーがなかなか行けていたが、変身したらただのおばさんになってしまった。彼女だけは変身しても俳優を変えて欲しくなかった。
悪役にぴったりの丸坊主マーク・ストロングが特撮でもバリバリと動いていた。
スタッフ
監督 デヴィッド・F・サンドバーグ
脚本 ヘンリー・ガイデン
キャラクタデザイン ビル・パーカー 、 C・C・ベック
製作 ピーター・サフラン
撮影 マキシム・アレクサンドル
音楽 ベンジャミン・ウォールフィッシュ
キャスト
シャザム ザッカリー・リーヴァイ
ビリー アッシャー・エンジェル
敵シヴァナ博士 マーク・ストロング
友人フレディ ジャック・ディラン・グレイザー
魔法使い ジャイモン・ハンスゥ
姉代わりのメアリー グレイス・フルトン
変身後のフレディ アダム・ブロディ
変身後のダーラ ミーガン・グッド
変身後のメアリー ミシェル・ボース