BC自由学園は果たして仲が良いのか？沙織の「ソミュアとルノーは似てる」という言葉にヒントを得たみほは敵将マリーを追い詰める。
ガルパン最終章第二話はBC自由学園戦後半およびその後の学園を超えた日常団欒回、さらに二回戦で生まれ変わった？知波単学園と激突するまでを濃密に描く。
監督、脚本はいつもの水島努、吉田玲子コンビ。さらに3DCGI監督は柳野啓一郎。今回はスピーディーな戦闘が多く3DCGが多用されている。
配役ではいつもの大洗勢に加え、知波単学園の西隊長に瀬戸麻沙美、福田に大空直美などを起用。
あらすじ
一回戦(対BC自由学園)後半:
沙織の言葉に気付いたみほは、カモさんチームのルノー戦車(フランス製)を囮に使い、BCの内部進学生と外部受験生の分裂を図る。意外と両者の結束は固くなくて作戦は的中し、最後にカモさんチームは撃破されるが、BC自由学園は一塊になる。大洗は一台ずつ削って行き、最後はサメさんチームがBCのマリー隊長を仕留めた。
一回戦後の日常回:
戦い終わって、大洗はBCにケーキをご馳走になってから、それぞれ帰艦までの自由時間を楽しむ。
沙織は桃の実家(大洗の文具店)へ行き、兄弟が大勢いるのに驚く。
みほはポコ・ミュージアムで愛里寿と待ち合わせ久々に遊ぶ。愛里寿は大学に飛び級したはずなのに、今度は高校へ行ってみほと戦いたいそうだ。
バレー部は知波単の福田と「たらし焼き」を食べるが、そのときも福田は何か良い突撃方法はないかと尋ねていたが、これが伏線だったのだ。
二回戦(対知波単学園)前半:
他の常連校は無限軌道杯を順調に勝ち上がっている。
大洗の二回戦の相手は何と知波単学園だった。どうせ突進馬鹿だろうと桃は見下したものの言い方をしたが、みほは「それでBCにやられかけた」とチーム全体の兜の緒を締める。
ジャングルでのフラッグ戦となったこの試合、まず知波単が先に動く。高所を取りに行った大洗だったが、待ち伏せしていた知波単に不意を突かれサメさんチームが撃破される。しかも知波単は「足踏み突撃」「さよなら突撃」など、今まで全く違う新戦術を披露する。
高所を諦め、大洗学園は川を背にして背水の陣を取ると、知波単は水中戦車を二台出して迎撃する。何とか逃げ切った大洗は知波単を低い泥沼に引き摺り込むが、知波単の西隊長はなんと撤退命令を下す。
雑感
スピード感があったが劇場音響ならではものであり、家庭用テレビで見る場合人がいうほどの素晴らしい出来ではない。
ただ弱小校も大洗の活躍に感ずるところがあって作戦を練ってきているのが面白いし、大洗のエース西住みほはいつもながらベタな作戦名を考えてチーム全員が理解できることに腐心している。知波単もその真似をして、◯◯突撃と名付けて移動方法にバリエーションを与えていた。
個人的には前回に続き、戦車上でBCのマリーが加速を受けて仰反る姿が好きだ。
スタッフ
監督 – 水島努
構成・脚本 – 吉田玲子
キャラクター原案 – 島田フミカネ
キャラクターデザイン・総作画監督 – 杉本功
キャラクター原案協力 – 野上武志
ミリタリーワークス – 伊藤岳史
3DCGI監督 – 柳野啓一郎
音響監督 – 岩浪美和
音楽 – 浜口史郎
キャスト
西住 みほ 渕上 舞
武部沙織 茅野 愛衣
五十鈴 華 尾崎 真実
秋山 優花里 中上 育実
冷泉 麻子 井口 裕香
角谷 杏 福圓 美里
小山 柚子 高橋 美佳子
河嶋 桃 植田 佳奈
お銀 佐倉 綾音
ラム 高森 奈津美
BC女子学園・マリー 原 由実
安藤 津田美波
押田 安済知佳
知波単学園・西 瀬戸麻沙美
福田 大空直美
久保田 大地葉
大学選抜 愛里寿 竹達彩菜