有馬稲子の宝塚から東宝入社第一弾映画。
源氏鶏太らしく、男女同権をうたっていながら最後は家庭に入ることを勧めている。
 

学校を卒業して会社へ入った節子は、早速御曹司に見初められる。
しかし、彼女は隣の席の弁慶さんに憧れを感じる。
弁慶さんも御曹司も、もてもてで会社OLの中にもライバルがいる。
ある日、女性OLはお茶くみを強要する男性陣の横暴に怒り、お茶くみストを敢行する。

 

豪華メンバーが揃った作品。
新人主演作の扱いとしては別格である。
しかし有馬稲子の化粧がかなり凄く濃く感じた。
宝塚の頃の舞台化粧のままだった。
宝塚のイメージのままで東宝の売り出そうとする路線と有馬自身が目指す路線のズレを感じた。
これが数年後の松竹への移籍につながるのか?

 

監督・千葉泰樹
製作・藤本真澄
原作・源氏鶏太
脚色・長谷川公之
撮影・山田一夫
音楽・黛敏郎

 

配役・有馬稲子(主人公、OL新人)
清水将夫(父)
村瀬幸子(母)
井上大助
三船敏郎(弁慶さん)
三好栄子(その母)
伊豆肇(弁慶さんの友人でお坊ちゃま)
汐見洋
阿部寿美子
荒木道子(キャリア15年のベテランOL)
沢村契恵子
中村伸郎(役員)
千秋実(女性蔑視の上司)
三津田健
杉村春子(飲み屋の女房)

ひまわり娘 1953 東宝

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