日中戦争を描く「独立愚連隊」シリーズ第三弾。「壮烈!痛快!敵の要塞ぶっ飛ばせ」がキャッチフレーズ。興行的には会社の予想に反して当たった。
監督岡本喜八、主演加山雄三、佐藤允、夏木陽介。
あらすじ
北支前線の三元守備隊参謀関大尉は、八路軍に襲われて行方不明となる。
師団長は大尉救出隊長に白虎を選び、脱走常習犯の林一等兵、空手三段の三好炊事軍曹、その軍曹を仇と狙っている穴山上等兵、忍者の佐々木二等兵の4人で特務隊を構成した。
救出隊は部隊が全滅した老頭に行く。ダブルスパイの無双が白虎を待っていた。無双のおかげで白虎は関大尉が四風の野戦病院に捕らえられていることが分かった。
白虎隊は五十里も離れた四風にたどりついた。日本側の爆撃があり、そのすきに白虎隊が関大尉をうばって逃げた。
日本軍は三元から撤退することになった。白虎隊は殿として三元に残された。やがて八路軍との間に激しい戦闘が始まった。関大尉ら白虎隊は戦闘に飛びこんでいった。それを見て三元守備隊長正宗中尉、大森見習士官もまた三元めがけて攻撃に向った。
雑感
どこが面白かったか?今となっては謎だが、おそらく加山雄三人気が沸騰した頃なのだろう。
北支戦線の話だから、現実はもっと厳しかったはずで娯楽映画としてずいぶんデフォルメされて描かれている。
スタッフ・キャスト
監督 岡本喜八
製作 田中友幸 、 角田健一郎
脚本 岡本喜八
撮影 逢沢譲
音楽 佐藤勝
林一等兵 加山雄三
白虎 佐藤允
関大尉 夏木陽介
三好軍曹 中谷一郎
穴山上等兵 田中邦衛
佐々木二等兵 砂塚秀夫
無双 中丸忠雄
正宗中尉 藤田進
大森見習士官 ミッキー・カーチス
関師団長 上原謙