デリーの街で、30年前に子供の連続誘拐殺人事件が多発する。犯人は子どもたちにはイットと呼ばれるピエロの姿をしているが、子どもしか見えない。そして警察もぐるのように真面目に捜査している様子がない。

 

 

ビルやベンら、いじめられっ子7人からなる負け犬クラブの面々は、ビルの弟ジョージーがイットの犠牲になったので、夏休みのうちにイットに復讐することにした。

それに対してイットはヘンリーたちリーゼントに決めた悪ガキを抱き込むことで有利に事を運ぶ。ところが地下水路でベブが銀玉パチンコで敵の脳天に穴を開け、エディが喘息薬を掛けて退散させた。

そしてまたイットが現れたときはまた集まることを約束して負け犬クラブは解散する。

 

 

 

それから30年経って、子供の連続誘拐殺人事件が再び連発しはじめる。

デリーの街一人だけ残ったマイクは今は亡きジョージーの写真を拾ったことから、今はそれぞれに街を出て立派になった負け犬クラブ全員に集合をかける。

勇んでやって来たもの、同窓会のつもりでやって来たものなどいろいろいたが、スタンが来る直前に謎の自殺を遂げたと聞き、全員はショックを受ける。

それからも不可思議な事件が起き、ついにマイクが刑務所から脱獄してきた昔の悪ガキ・ヘンリーに襲われエディの機転で背中の重傷だけで命を取り留める。ヘンリーは自分のナイフがあたって、死んでしまう。

いよいよ一行は地下水路へ行き、イットと対面する。その実体は巨大な蜘蛛だった。エディがハサミに捕まり絶命するが、ベブが銀のパチンコを腹部に貫通させトドメを差した。

 

 

なんとも言えない作品。個人的には怖くなかった。

でも前もって敵の正体がクリーチャー(怪獣)だとわかっていたら、心構えが違ってもっと楽しむモードに入れた。それが、スタンド・バイ・ミーや心霊現象とか横道に入ってミスリードし過ぎて、まさか最後に平成ウルトラQになるとは思わなかった。

おそらくトワイライトゾーン辺りに会った話をヒントに映画「スタンド・バイ・ミー」を足して割ったか。

日本人には本来慣れているお話なのだが、不意打ちを食らったから、あっけにとられてしまった。それも30年前のCGを使っていた。当時は日米であまり実写とCGの組み合わせに差はなかったと思われる。

元来テレビ放送だが、劇場版として放送されたので、ビデオ映像は鑑賞上問題ない。

今度見る時はウルトラQの北米版だと思って見ると幾分面白くなる。

 

なおピエロ姿の男が実は町を恐れさせた殺人鬼ジョン・ゲイシーだったという実話がこの原作のベースになっている。

 

監督 トミー・リー・ウォーレス
脚本 トミー・リー・ウォーレス, ローレンス・D・コーエン
音楽 リチャード・ベリス(英語版)
撮影 リチャード・レイターマン

配役
ペニーワイズ: ティム・カリー
ビル リチャード・トーマス
ベン ジョン・リッター
ベバリー アネット・オトゥール
スタンリー リチャード・メイサー
マイク ティム・リイド
リッチー ハリー・アンダーソン
エディ デニス・クリストファー
ヘンリー マイケル・コール

 

IT (イット) 1990 米テレビドラマ(全2話)

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