ケビン・コスナーホイットニー・ヒューストンが主人公になって上映当時大ヒットした映画である。世界興行収入は4億ドルである(ディズニー映画「アラジン」に次いで1992年世界第2位)。

レーガン大統領のシークレットサービスだったフランクは、非番中に大統領が狙撃されたため辞任する。その後、フリーのボディガードとして生計を立てている。ある日、彼は有名歌手兼女優レイチェルの付き人から身辺保護の依頼を受ける。レイチェルはまだ聞かされていないが、殺害予告の脅迫状が来ていた。レイチェルとフランクは最初ソリが合わなかったが、ライブハウスで興奮したファンに襲われたところを彼が身を呈して助けたことから、二人は一夜を共にする。しかしフランクはクライアントと一線を超えたことを反省して、以後レイチェルに素っ気ない態度をとり、彼女を怒らせる。ところが彼女は脅迫電話を直接聞き自分の身に危険が迫っていることを知り、再び彼に泣き付く。彼は実家にレイチェル一家を匿うが、姉ニッキーが謎の人物に射殺される。葬儀の終了後、レイチェルはアカデミー賞授賞式に参加しなければいけなかった。彼は止めたが、彼女は強行参加する。

オスカー監督である俳優ケビン・コスナーとアイドル歌手であるホイットニー・ヒューストンの夢の顔合わせであり、当然大ヒットしたのだが、俳優陣とくにホイットニーの演技がラジー賞にノミネートされるほど、上手くいかなかった。

ところがホイットニー、歌はさすがプロであり超人的にうまい。ラストシーンでは「I will always love you 」を熱唱した。おかげでこの映画のサントラ盤でグラミー賞最優秀アルバム賞を受賞した。もし映画をミュージカル風に作れば、もっと演技も評価されたかもしれない。

映画ではホイットニーがアカデミー主演女優賞を受賞した瞬間狙撃されるが、現実にはこの映画での受賞歴はない。しかし1997年にイメージ賞(黒人の芸術賞)で主演女優賞を獲得している。

映画内で二人がデートして見ている映画は、黒澤明の「用心棒である。「ボディーガード」というタイトルを名乗る以上、リスペクトしなければいけない映画であるようだ。日本の「ガードマン」ではそういう場面はあったな。製作した大映が嫌いだったか。

 

監督 ミック・ジャクソン
脚本 ローレンス・カスダン
製作 ローレンス・カスダン 、 ジム・ウィルソン 、 ケヴィン・コスナー
音楽 アラン・シルヴェストリ

配役
Frank ケヴィン・コスナー
Rachel ホイットニー・ヒューストン
Sy ゲイリー・ケンプ
Devaney ビル・コッブス
Herb ラルフ・ウェイト
Portman トマス・アラナ
Nicki ミシェル・ラマー・リチャーズ
Tony マイク・スター