東映の少年探偵団映画シリーズ第一弾の前編が「妖怪博士」であり、後編にあたるものが「二十面相の悪魔」である。

ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団という歌詞で始まる「少年探偵団のうた」が流れてくる。この曲は同年ニッポン放送で放送されたラジオドラマ「少年探偵団」主題歌でもある。

ツッコミどころは満載である。どこを突っ込むかは視聴者にお任せする。

妖怪博士:
核融合炉設計書を入れた金庫が何者かに解錠される。幸い明智小五郎の入れ知恵で相川技師長のお宅に隠していたので被害は無かった。しかしどうやら国際的スパイ団の首領・怪人二十面相が設計書を狙っているらしい。少年探偵団は防犯パトロールを強化するが、その矢先に少年探偵団の一員相川くんが怪しい洋館で誘拐される。洋行帰りの殿村探偵が二十面相と相川くん探しに手を挙げ、明智より早く見つけてみせると宣言する。しかし明智は殿村が二十面相の変装であることを暴露し、殿村は洋館ごと破壊して最後は明智小五郎、中村捜査課長と少年探偵団の団員がコンクリート漬けにされてしまう。

二十面相の悪魔:
大阪原子力研究所の小泉氏が上京する。彼は設計書の半分を隠し持っている。しかし子息の小泉くんが誘拐され、明智に化けた二十面相によって設計書の残り半分も奪われる。しかし小林少年の機転により奥多摩の鍾乳洞に二十面相のアジトを見つけて踏み込み設計書の半分を取り戻すが、助手のマリコが吊り天井の罠にはまる。

 

 

前半は少年探偵団が誘拐される中で二十面相と明智の知恵比べを楽しめる。ガラリと変わって後半は明智は表に出ることが少なく、少年探偵団が二十面相と対決するシーンが多い。

俳優では世界の岡田英次に東大農学部中退の二十面相南原伸治(のちに宏治)さらに紅一点の中原ひとみが華を添える。

二本の映画を一まとめに見たら、面白さはわかる。100点中60点というところか。少なくとも松竹映画の「青銅の魔人」(1954-5)よりはマシだ。