今年の菊は、サトノダイヤモンド対ディーマジェスティ対その他という構図だ。
パドックでは、サトノダイヤモンドは首差しもよく落ち着いている。ディーマジェスティは初の京都に少し焦っているか。レッドエルディスト、ミッキーロケットはいい雰囲気。レインボーラインははみを捕ろうとしている。人気薄だが面白い。エアスピネルは よそ見。マウントロブソンは出来は良いが大外が辛い。カフジプリンスは最内なのに1番最後を回る。
レースはミライヘノツバサが逃げて、二番手に外からサトノエトワールが上がりアグネスフォルテ、エアスピネルと続く。サトノダイヤモンドは好位、ミッキーロケット、レッドエルディストは中団から、ディーマジェスティはその後ろから、さらに後ろにレインボーラインが虎視眈々とつけている。そのまま向こう正面まで膠着。坂の登りでサトノダイヤモンド、ディーマジェスティが外に出し直線を向く。エアスピネルがうちに入って粘るが、サトノダイヤモンドがスルッと差してしまう。2着争いは追い込んだレインボーラインがエアとディーをまとめて差す。3着は粘ったエアスピネル、ディーはバテて4着まで。
サトノダイヤモンドの勝ち時計は3分33秒3上がり34秒1と優秀な部類。ディープ産駒、菊初勝利となった。直線の伸び方はディープ産駒らしくスピードに勝ったという感じ。
2着はステイゴールド産駒レインボーラインが入り、スタミナ勝負はステイの勝ち。
3着に入ったエアスピネルは距離過大だったが武豊がうまく乗った。
ディーマジェスティは皐月賞の激勝が祟ったのだろう。母父ブライアンズタイムなのだからまだチャンスはあるはずだ。
逆に凱旋門賞で大敗したダービー馬マカヒキに上がり目はなさそうだ。
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菊花賞 2016 サトノダイヤモンド