DVD空軍大戦略アルティメットエディションは、映画に使用されたロン・グッドウィンのスコアだけでなく、採用されなかった現代音楽界の重鎮ウィリアム・ウォルトンのスコアも、メニューで選択して楽しめる。
「空軍大戦略」は、1969年の英国映画。バトル・オブ・ブリテンに関するものだ。
音楽ははじめ、現代音楽の大作曲家ウィリアム・ウォルトンが付けていたのだが、ロン・グッドウィンに差し替えられた。
サウンドトラックには、両方が収められている。
グッドウィンは、勇ましい音楽で戦意高揚に役立ちそうだ。
ウォルトンは静かな音楽、あるいは敵の攻撃の恐怖を煽るような音楽で、どちらかというと映画を客観的に見ることが出来る。
グッドウィンが付けているところでウォルトンが何も付けていないことがあり、逆にウォルトンが付けてグッドウィンが付けない箇所もあった。
9/15の決戦シーンは、行進曲風にもう少し勇ましくした方がいいと思ったが、映画のようにすることで「叙事詩」らしくなるのだろう。
監督・制作サイドの指示なのか、ウォルトンの作曲もあまり変わらなかった。
実際にどうだったかは、作品をご覧ください。
エンディングテーマは、さすがにウォルトンの方が素晴らしい。
クラシックのコーダ並みにド派手だ。
空軍大戦略 DVDアルティメット・エディション
オリジナル・サウンドトラック「空軍大戦略」
Related posts:
空軍大戦略 二つのオリジナルサウンドトラック