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狐の呉れた赤ん坊 大映京都 1945

   


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丸根賛太郎監督作品
出演:
張り子の寅八 阪東妻三郎
へちまの辰 羅門光三郎
松屋容斎 原健作
賀太野山 阿部九洲男(九州男)
蜂左衞門 見明凡太郎
おとき 橘公子
善太(7歳)澤村アキヒコ
戦後すぐ公開された名作だが、
チャップリンの「キッド」に影響を受けている。
「無法松の一生」と比べると、ラストがあっさりしている。
ウェットな映画が嫌いな人向き。
名優が大勢出ているのにもかかわらず、阪妻が一人で大活躍している作品。
その表情たるや、すごい
歌舞伎役者の底力を見せつけられる。
悪役俳優、阿部九州男が二枚目の相撲取り役で出ていて意外だった。
調べてみると、戦前は大都映画(大映の前身)のスターだった。
子役善太は津川雅彦(マキノ雅彦監督)そっくりの男前だが、兄貴の長門裕之だという説もある。

 - 40.大映(~59年)