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母 1963 近代映画協会

   


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最初の夫を戦争で亡くし、二人目とも別れた民子は脳腫瘍を患う子供の治療費のため朝鮮人田島と結婚する。
この結婚に乗り気でなかったが、息子利夫を心から気に掛けてくれる義父を見て、母は心を開くようになる。
息子を盲学校に送り迎えしてくれて、欲しがったオルガン代も用立ててくれる。
しかし弟の春雄が刃傷沙汰でやくざに殺され、間もなく利夫も亡くなる。
民子は田島の子供が欲しいと願う。
新藤監督らしい辛口ホームドラマ。
母性の強さについて感じさせる映画だ。
杉村春子が民子の母として好演。
子供役は当時の名子役頭師佳孝。
監督 新藤兼人
脚本 新藤兼人
原作 新藤兼人
撮影 黒田清巳
美術 新藤兼人
音楽 林光
出演
乙羽信子 (民子)
杉村春子 (芳枝)
高橋幸治 (春雄)
加藤武 (敏郎)
殿山泰司 (田島)
頭師佳孝 (利夫)
佐藤慶
宮口精二
小川真由美 (マダム)
武智鉄二 (マダムの男)

 - 45.邦画(独立系)