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名探偵ポワロ テレビドラマ「ナイルに死す」 2004 ITV

      2020/12/10


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デビッド・スーシェのポワロシリーズは第8シーズン「白昼の悪魔」から撮影が大きく変わったが、第9シーズンの今回から演出も大きく変わった。

 

はっきり申し上げて、この監督の演出はポワロ作品には合っていない。ベッドシーンはいいとして、序盤からテンポが速すぎる
1937年の作品だが、30年代のレトロな雰囲気が全くない。

 

この監督は新ミス・マープル(ジェラルディン・マッキーワン主演の「書斎の死体」「パディントン4時50分発」)をその後撮ったが、これもかなり残念だった。

 

配役はエマ・マリンがヒロインを演じたが、本国ではそれほどの女優ではないようである。しかし非常にグラマーだ。
1978年映画「ナイル殺人事件」では世界の大女優ミア・ファーロウが演じているから、イメージが大きく変わったことが分かろう。

 

早速殺されるエミリー・ブラントはなかなかの美人だが、これも実績はない。ドラマでは非常に冷たく虫けらのごとく扱われる。少し納得がいかなかった。(この後、映画「プラダを着た悪魔」で大出世してしまうw) 映画ではボンドガールのロイス・チャイルズが演じた。

 

メイドのルイーズ(演:フェリシテ・ドゥジュ)はドラマでは出番はほとんど無い。映画「ナイル殺人事件」ではジェーン・バーキンが演じる重要な役だ。

 

フランセス・デラチュア(オタボーン夫人役)は派手な作家で最後に殺される。アンジェラ・ランズベリーが映画「ナイル殺人事件」では演じていた。

 

ロザリー役の女の子(演:ゾイ・テルフォード)は映画「ナイル殺人事件」ならオリビア・ハッセーだったから、期待したのだが化粧が濃かった。本当は美人なんだろうが。

 

デイジー・ドノヴァンはコーネリア役だ。映画では出てこなかったと思うが、ドラマではしっかりフィーチャーされていた。なかなか好感のもてる役だ。

 

アラートン夫人役はバーバラ・フリン(主任警部モース「ニコラスクインの静かな世界」)が好演。

 

おじさん連中ではレイス大佐がジェームズ・フォックスであるが、まるで無個性のレイスだった。映画では個性豊かなデビッド・ニヴンだった。

 

アメリカ人ペニントンはドラマ「スタスキー・ハッチ」のデビッド・ソウルが演じている。でも太ってしまってイメージが狂った(笑)。
映画「ナイル殺人事件」ではジョージ・ケネディが演じていた。

 

スタッフ

脚本 ケビン・エリオット
演出 アンディ・ウィルスン
撮影 マーティン・フューラー
音楽 クリストファー・ガニング
制作 マーガレット・ミッチェル
原作:アガサ・クリスティー

 

キャスト

ポワロ  デビッド・スーシェ (ポワロ)
ジャクリーン  エマ・マリン (嫉妬に燃える女)
サイモン  JJ・フィールド (新郎)
リネット  エミリー・ブラント (新妻)
アラートン夫人  バーバラ・フリン(婦人)
ティム  ダニエル・ラパイン (マザコンの馬鹿息子)
ヴァン・シュワイラー  ジュディ・パーフィット (金持ち老婦人)
コーネリア  デイジー・ドノヴァン (ヴァン・シュワイラー夫人の遠縁の娘)
オタボーン夫人  フランセス・デラチュア(作家)
ペニントン  デビッド・ソウル (アメリカ人、リネットの管財人)
レイス  ジェームズ・フォックス (退役大佐、情報関係の仕事をしている。)

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