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ベニスに死す 1971 イタリア

   


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監督 ルキノ・ビスコンティ
出演 ダーク・ボガード、ビヨルン・アンドルセン、シルバーノ・マンガーノ
マーラーに模した老作曲家が、ベニスで少年愛に走りそうになる話。
若く綺麗な少年に比べ、老いさらばえた作曲家は醜く、思いを伝えることもなく、死んでいく。
それまでノーマルだった彼が死を目前にしてゲイに走ったが、男ってそういうものなのか?
男を40年以上やってるが、知らなかった(笑)
ビスコンティにとっては、マーラーの美しい音楽が少年愛に通ずるものとして聞こえたのだろうか?
交響曲5番は耽美的に演奏すれば、そう聞こえなくもない。
また交響曲4番の葬送行進曲のような、死をイメージするところがゲイに重なるのかな。
芸術家ってのは、美しいものには、何でも手を出したがるってことか。
トーマス・マンの原作では、主人公は作曲家ではなく、老小説家だった。
●2003/02/05 Wed  

 - 35.イタリア