ホームシアターでDTS音声(5.1ch)で見たが、なかなかのものだった。
ドルビーデジタル音声と比較して、はっきりと差が付いた。
(そういう風に差を付けて作ってるからだと思うが。)
また、前のAVアンプの内蔵DTSデコーダーより、遙かに音質が良かった。
前のケンウッドのアンプは、故障持ちだったせいか、さほどDTSが良いとは思わなかったのだが、ソニーではDTSの凄さを思い知らされた。
デジタル音声の圧縮率が違うだけでこうまで違う物なのか?!
圧縮しないCDのPCM音声の水準に近いと感じた。
ただし、かなりワイドレンジだから、一つ間違えると、中抜けの、すかすかした音になってしまう。
大昔のクラシック映画の音源を安易にデジタルリマスタリングからDTS圧縮すると、音が薄くなるだろう。
最新版映画に限る方式だ。
さて、映画の方は、「スピード」、「ツイスター」に続くパニックムービー第三弾だ。
監督は違うが、制作チームは一緒。洪水の中で現金輸送車運転手(クリスチャン・スレイター)と、強盗団(モーガン・フリーマン)、さらには一癖ありそうなシェリフ(ランディ・クエイル)が現ナマを争って、死闘を繰り広げる。
ほとんど水上のシーンで、ジェットスキーかボートに乗っており、休む暇もなく、ノンストップに楽しめた。
人によっては、どこが面白いのか?と言う、スピードアクション映画だが、暇つぶしには適当である。
DTS音声について言うと、死んだと思った悪党の一人の手が、にょきっと水の中から伸びたときは、どきっとさせられたのだが、もちろんそこで、効果音が利いていた。
良い音質だと、すっと耳に入ってきて、非常に自然なのだが、自然故に、知らず知らずのうちに、引き込まれ、ドキっとさせられる。
このあたり、ホラー映画等に有効であろう。
永遠のセルマ・リッター
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