スティーブ・ライヒ 「ベスト」 ノンサッチ
2018/10/30
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日本企画のベスト。
ライヒを知るには、これで十分だろう。
音楽としては、麻薬的な雰囲気を醸すが、ラウンジな曲もあり、十分親しみが持てる。
また、マリンバ類を好んで使ってるようだ。
ライヒはNY生まれのカリフォルニア育ち、ミニマルミュージックの第一人者。
1936年生まれ。
ミヨーとベリオの弟子だが、コルトレーン・マニアでもある彼は、インドネシアの民族楽器ガムランに触れたことで、セリーに対抗して、自分独自の世界を作るに至った。
作曲の中心はすでに電子音楽であり、テープとくにサンプリングした声を多用する。
しかし、アコースティックを使わないわけではなく、クロノス・カルテットのように、弦楽四重奏団も好んで演奏している。
今、現代音楽界の売れっ子作曲家といえよう。
なお、声入り四重奏曲「ディファレント・トレインズ」は、両親が離婚して、NYとLAに離れて住んでいたので、その間を列車で往復するときの思い出を、描いている。
演奏はスティーブ・ライヒ、クロノス・カルテット、パット・メセニー他。