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アイドルを探せ 1964 フランス

   


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日本語で「アイドルを探せ」と言えばシルビー・バルタンの大ヒット曲を思い出すが、これはフランス語の題名を”La Plus Belle Pour Aller Danser”という。レコード会社が「アイドルを探せ」という邦題を付けたので、映画会社がそれに乗ったか、この映画で日本に紹介されたため、レコードも邦題を「アイドルを探せ」としたのか,どっちだろうか?普通に考えると前者だろうが、この映画は本当にフランス語の題名を”Cherchez l’idole” (日本語の直訳も「アイドルを探せ」)という。だから映画会社が先に決めたみたいだ。

ミレーヌ・ドモンジョ(本人)のお宅で働いているリシャールは恋人ジョゼットと組んでダイヤモンドを盗み出して楽器店のギターの中に隠した。しかし五本あったギターは翌日には完売でダイヤモンドは行方不明。リシャールは怖くなって返そうと言い出して、二人は仲間割れする。ギターを買ったフランスのアイドル歌手を探して北から南の珍道中が始まる。

フランス流のアイドル映画で、シルビー・バルタンは劇場で「アイドルを探せ」を歌うシーンしか出てこない。その後も続々とアイドル歌手が登場する。後にシルビーと結婚する歌手ジョニー・アルディも出てくる。だが最後はSSWの大御所シャルル・アズナブールが持っているのだから、映画やレコードの題名を「アイドルを探せ」にするのは実は無理筋なのだ。

 

 

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