Directed by Henry Hathaway
Writing credits Nunnally Johnson
cast:
James Mason …. Field Marshal Erwin Rommel
Cedric Hardwicke …. Dr. Karl Strolin, Lord Mayor of Stuttgart
Jessica Tandy …. Frau Lucie Marie Rommel
Luther Adler …. Adolf Hitler
Everett Sloane …. Gen. Wilhelm Burgdorf
Leo G. Carroll …. Field Marshal Gerd von Rundstedt
砂漠の狐といわれたロンメル将軍がヒットラーに疎まれ毒殺されるまでの物語。
インド軍の中佐でロンメルの捕虜になった経験がある人が、戦後独自に取材した作品を映画化した。
ドイツのアフリカ司令官ロンメル元帥(ジェームズ・メイスン)は、砂漠で大いに英モントゴメリー将軍を苦しめた。
1942年頃から次第に軍勢が悪化し、エル・アラメイン総攻撃にたまらず徹退した。
このとき撤退を嫌ったヒットラーとの間で遺恨が残ったようだ。
ベルリンに戻ったロンメルに、シュトゥットガルト市長シュトローリン(セドリック・ハードウィック)はヒットラー暗殺を要請する。
1943年の暮れ、ロンメルはフランスの防備線を視察した。
列車高射砲などヒットラー好みの時代錯誤な重厚長大兵器にうんざりさせられる。
彼はついにヒトラー暗殺計画に加担することを決意する。

ロンメルがなぜ英雄になったか?
彼は僻地アフリカでしか戦っていない。
そのアフリカへはSS(親衛隊)が来ておらず、捕虜の取り扱いが適正だったようだ。
独軍と親衛隊の不仲は「ナバロンの要塞」でも有名だ。
砂漠の戦闘をふんだんに使ってくれるかと思ったが、意外に政治色の強い映画だった。
ベルリンでのシーンが多かった。
これを見る限り、早い時期からヒットラーはフセインのように気が狂っていたことになる。
ルントシュテットなど、ヒットラーのことを、ぼろかすに言っている。
しかし現実にはヒットラー個人の問題だけではあるまい。
ヒットラーの取り巻き連中の悪行をもっと描いて欲しかった。
ロンメルの妻を演ずるジェシカ・タンディは、当時重要でない役が多かったようだ。
大学生程度の息子がいる役だったが、「旅愁」よりは美人だった。
しかし、年取ってからおばあちゃんになった時の方が、はるかにきれいになったと思う。