寺山修司第二作にして傑作前衛恐山映画。
学ランで白塗りの高野浩幸(子供の頃の寺山)のシーンは有名だ。
本家の美しい嫁八千草薫から誘惑され、
菅貫太郎(大人になってからの寺山)と遭遇し、
フリークスのいるサーカス団と出会い、
父なし子を間引きした小野正子に力ずくで犯される。
かような思春期映画でもある。
日本的な不条理な世界に、つげ義治の「ねじ式」を思い出した。
でも青森県人って、どうして暗いのだろうか。
太宰治も真っ暗けだし、神経質や薬物中毒であることを露悪してしまう。
彼らはまた家族をいつも憎んでいる。
寺山の場合、憎む対象は母だ。
その辺が前衛映画のなかにどろどろしたものを生み付けている。
しかし僕らには高野浩幸と言えば、いくつになろうと「超人バロム1」ではないか。
「マッハロッドでブロロロロブロロロブロロロ」だぜ。
全編擬音語だらけで主題歌も名作の誉れが高い。
その二年後にこういう美味しい映画を撮っていたとは・・・。
この人、実は身長が低い。