フィヨルドと温泉と漁師の国アイスランドの世界的巨匠フリドリック・トール・フリドリクソン監督・脚本作品。
出演:ギスリ・ハルドルソン、シグリドゥル・ハーガリン、ブルーノ・ガンツ
レイキャビクの老人ホームに入れられた男は、そこでかつての恋人に出会う。
彼は昔、故郷を捨て彼女を捨てて一人で都会に出たのだ。
その故郷もいまや過疎で、無人村になってしまった。
彼女は老人ホームに幻滅し、死ぬ前に一度で良いから故郷に帰りたいという。
彼はジープを盗み、彼女を老人ホームから連れ出す。
途中、友人と出会ったり車が壊れたりした。
そして、とうとう生まれ故郷にたどり着く。
彼は空き家で休み、彼女は久々の海辺を散策する。
しかし彼女はいつまで経っても帰ってこない。

老人のロードムービーだ。
幻想的な映像に仕上げている点が特徴。
いかにも北欧のどんよりした空だ。
音楽も教会音楽中心で心地よい。
今なら日本でもよくある主題だが、91年当時の日本ではまだバブルに浮かれていて、こういう映画はまだまだだった。
世界第二の長寿国アイスランドでは一足先に今の日本の状態に進んでいたようだ。
他のヨーロッパ諸国も、アイスランドの当時の状態を他人事とは思わなかったのだろう。
ドイツとノルウェーが出資している。
福祉国家はどこも老齢化が早い。
おじいさん役のギスリ・ハルドルソンは大してうまくないと思う。
こういう役をやらせたら、三国連太郎の右に出るものはいない。
おばあちゃん役シグリドゥル・ハーガリンの方がうまくて綺麗だった。
ブルーノ・ガンツが得意の天使役でちょこっと出演。
お気に入りアイスランド映画
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