監督・脚本 アキ・カウリスマキ 
共同脚本 サッケ・ヤルベンパー
出演 カティ・オウティネン(浮雲)、マッティ・ペロンパー(レニングラードカウボーイズ・ゴーアメリカ)、
キルシ・テュッキュライネン、マト・ヴァルトネン
60年代のお話とのことだが、今でもありそうだ。
仕立屋の息子ヴァルトは、40歳を過ぎても独身だ。
ロックンローラーのように、バリバリにポマードで決めているが、シャイで女性とは口がきけない。
同じく40過ぎで、もてない車の修理工レイノと自動車で旅に出る。
エストニア人タチアナとカザフスタン人クラウディアの女性二人組を拾った。
しかし女性にもてない二人は、彼女らとなかなか会話を盛り上げられない。

刺激の多い映画に慣れていると、アキ・カウリスマキ作品はどこが面白いのかわからない。
しかしこの作品は、他のどの作品よりも面白かった。
間がよかったのだと思う。
次作「浮き雲」では、その間がやや誇張されてしまい、間延びしている。
カティ・オウティネンは「浮き雲」で見たときは大した美人だと思わなかった。
この映画で、はじめて美人に見えた。
40過ぎて女にもてない、というのは昔より今の方が深刻な話題である。
日本で言えば秋葉系の将来を描いている。
しかし何も喋らなくても、男と女は気さえ合えば、勝手に仲良くなるものだ。
まず緊張を解くことですよ。