監督 : ジュゼッペ・デ・サンティス
脚本 : リベロ・デ・リベロ / エリオ・ペトリ / ジャンニ・プッチーニ / ジュゼッペ・デ・サンティス
撮影 : オテロ・マルテリ
 

主演:
マルチェロ・マストロヤンニ(Pascale)
マリナ・ヴラディ(Argela) ◎
 

「にがい米」でシルバーナ・マンガーノを一躍スターダムに押し上げたサンティス監督が、「洪水の前」でフランス人のハートを掴んだマリナ・ヴラディをイタリアに招聘し、当時新進気鋭だったマストロヤンニと組ませた結婚コメディ。
 

パスカーレとアルジェラは共に大家族で貧しく、結婚式を挙げる余裕がない。
そこで思いついたのは、駆け落ちだ。
イタリアでは男女が駆け落ちして二日して帰ってきたら、既成事実が出来たものとして教会は結婚を認める。
家族も二人の作戦に同意して、教会の手前、両家は喧嘩したふりをする。
二人は自転車で逃亡した。アルジェラはだんだん惨めな気分になってしまう。
藁の上で初夜を迎えるのを嫌がり、旅回りのジプシー達とその夜を楽しく過ごす。
次の日は教会へ行って結婚許可をもらおうとするが、何故か家族が怒って追ってくる。
彼らは芝居で喧嘩しているうちに、本気になってしまったのだ。
 


 

カラー映画。
マルチェロ・マストロヤンニが若い。
しかし頭のいい人が、頭の悪い役をやると嫌みを感じてしまう。
 

それと比べて、スラブ系仏人ヴラディは「洪水の前」の翌年だが、凄い色気になった!
日本人好みのそれほど彫りの深くない顔に、ぷにぷにボディーではどんな男もいちころだ。
正直言って「洪水の前」は大した女優だと思わなかった。
それが一年で変わってしまった。色気むんむんだ。
(年を取ってからはみる影もなくなったが。)
 

このサンティス監督は、農村の悲喜劇を描かせるとうまい。
マンガーノと言い、ヴラディと言い、太股ちらりのエロチシズムがうまい。