入江たか子が不幸な結婚生活に堪え忍びつつ、とうとうぶち切れて、最後はケロッとして終わる不思議なメロドラマ。
成瀬巳喜男監督作品である。
ネタバレ注意—
入江たか子は見合い結婚で金持ちの家に嫁ぐが、夫の北沢彪や義母の清川玉枝、小姑にネチネチと虐められる。
小姑の離婚問題に絡んで、仲の悪かった小姑とはかえって仲良くなるが、夫と義母とはついに折り合えず、別れるという筋。
ラストはいとこの佐伯秀男との未来を暗示して終わる。
1937年にしてはハイカラな終わり方だ。

義母清川玉枝、小姑の亭主に大川平八郎、いとこで相談相手になるのが佐伯秀男、その妹が堤真佐子というのは、成瀬監督前年の「君のいく路」出演陣だが、いずれもちょい役である。
それだけ入江たか子ビッグスターだったと言うことだろう。
入江たか子は、そう若くないと思うのだが(当時26歳)新婚生活で派手な日本髪を結っていた。
今どき芸者さんでもあんな頭はない。
これじゃあ、義母や小姑から嫌われても仕方がない(笑)
この人は派手な美人だし、表情が実に色っぽいのだが、いかんせんサイレント時代の大スターだけに戦前は台詞回しに難があった。
のちに化け猫映画の常連になったのは皆さんもご存じの通り。
貴族院議員で子爵東坊城徳長の娘さんである。
別の映画だが、映画 「白薔薇は咲けど」から 入江たか子(1937)

女人哀愁 1937 PCL+入江プロ

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