1890年代のアリゾナを舞台にする、善悪を越えた猛女二人の対決を描く西部劇

 

監督 : ニコラス・レイ
原作 :ロイ・チャンスラー
脚色 : フィリップ・ヨーダン
撮影 : ハリー・ストラドリング
音楽 : ヴィクター・ヤング
歌 : ペギー・リー / ヴィクター・ヤング

 

 

 

キャスト(役名)
ジョーン・クロフォード(ビエンナ)
スターリング・ヘイドン(ジョニー・ギター)
マーセデス・マッケンブリッジ(エマ)
スコット・ブラディ(ダンシング・キッド)
ウォード・ボンド(ジョン・マクアイヴァー)

 

 

Synopsis:

ギターを持った渡り鳥ジョニー・ギターが、アリゾナの賭博場へやって来た。主人ヴィエンナは年齢不詳な金銭欲にまみれた肉食系猛女。
そこへ強盗キッド一味の逮捕を求めて、被害者の娘エマや保安官が来た。
しかしヴィエンナは拒否し、キッドと踊りはじめた。怒った保安官はキッド、ヴィエンナ、キッド3人に退去を命じた。
キッド一味は銀行を再び襲ったが、猛女エマはこの事件に無関係のヴィエンナとジョニーも共犯と言いだす。エマは自警団を組織してヴィエンナの店に放火する。ヴィエンナは危いところをジョニーに救われて、キッド一味の隠れ家に逃れた。追って来たエマはキッドを射殺するが、ヴィエンナに射殺されてしまう。
そして、ヴィエンナとジョニーは二人で町から逃げ去る。

 

 

善玉のはずのエマも恨み辛みがあって、力押ししてしまい、最後は悪玉ヴィエンナが勝ってしまう西部劇。子供たちには分からないだろう。

 

 

オスカー女優ジョーン・クロフォード(「ミルドレッド・ピアース」でアカデミー主演女優賞受賞)、マーセデス・マッケンブリッジ(「オールザキングスマン」でアカデミー助演女優賞受賞)の二人が、壮絶に戦っていた。
マッケンブリッジは好きな男に振られたら殺してしまう激情型。田舎物であることにコンプレックスを持っている。
クロフォードは昔の映画同様に強烈な個性を持った女帝を演じていた。ただお年を召していらっしゃるから・・・
そこにA級男優をキャスティングするのは難しい。あくまでクロフォードが主役なのだから。
そこで起用されたのが、B級映画で名を馳せていたスターリング・ヘイドンだ。

 

 

前半は監督ニコラス・レイの指示に従わず、大女優ジョン・クロフォードが好き勝手に演じていたと思われる。
全般的に奇抜な作品といえよう。好き嫌いはあると思うが、クロフォード・ファンでなくても、騙されたと思って一度だけ見ることをお奨めする。

 

 

 

救いはペギー・リーの主題歌「ジョニー・ギター」だ。
この映画のおかげで人気に火がついたとか。

 

 

 

大砂塵 (Johnny Guitar)  1954 Republic(米)「ジョニー・ギター」の響きが消えてしまう怪作

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