2004年01月08日(木)  No.101
監督 小津安二郎
脚色 荒牧芳郎
原作 清水宏
撮影 茂原英雄

 

出演:
野本徹夫 高田稔
野本町子 田中絹代 (婚約者)
母親 鈴木歌子

 

青年は就職運動がうまくいかないのだが、母親には就職したという電報を打ってしまう。母親は喜び、婚約者とともども上京する。
しかし青年のウソに気づいた婚約者が水商売に入って、母親に生活の苦しさを感じさせない。青年はその健気さに打たれて、就職運動を再開する。

 

 

原作は小津の友人で名監督の清水宏
田中絹代の元夫である。
上映時は70分の長編だったが、現存するのは編集後の短編のみ。
1929年9月公開と言うことで、日本は不況期であった。
さらに世界大恐慌(1929年10月)が間近に迫っていた。

 

大学は出たけれど (小津安二郎)1929 松竹

投稿ナビゲーション