監督 : 佐藤肇
製作 : 猪股尭
脚本 : 高久進 / 小林久三
 

配役:
吉田輝雄 (コパイロット 杉坂英)
佐藤友美 (スチュワーデス朝倉かずみ)◎
北村英三 (国会議員真野剛造)
高橋昌也 (宇宙生物学者佐賀敏行)
高英男 (テロリスト寺岡博文)
楠侑子 (徳安法子)
金子信雄 (徳安)
 

松竹の超カルト怪奇映画。
前頭葉から穴をこじ開けて人体を乗っ取るエイリアン。
襲われた人間は吸血鬼になってしまい、次々と人を襲う。
うーん、実に分かりやすい。
 


 

飛行機が正体不明の海岸に不時着した。
乗っていたテロリストは人質を連れて逃げる。
しかしテロリストはUFOに遭遇し、エイリアンに体を乗っ取られてしまう。
一方、残された飛行機内部でも仲間割れが起きていた・・・
 


 

最後、これだけどこに不時着したかわからないと言っていたのに、意外と簡単に人里に帰って来る。
それだったら最初から気づけよと突っ込みたくなる。
しかしゴケミドロに既に地球は○○されていたという、ありがちなオチだ。
 

個性豊かな俳優陣が頑張っていて、このように突っ込みどころも豊富。
見ていて実に飽きない作品に仕上がっている。
ただしどことなく東映映画に似ている気がした。
何もない野原でアクション映画を撮ると、何でも東映映画に見えてしまう。
 

楠侑子は「赤い殺意」から時間が経っていて、おばさんになっていた。残念だ。
佐藤友美はこの頃凄い美人だった。
演技力は酷かったが、スタイルは良かった。
 
 

「雪の降る街を」で知られるシャンソン歌手高英男が怪演だ。
派手な顔のテロリストってだけで笑えるのに、眼の間に上に真っ赤な傷口とは、参ったな。

吸血鬼ゴケミドロ 1968 松竹

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