片岡千恵蔵の大映現代劇。
愛と正義の人、藤村大造の「七つの顔を持つ男」だ。
文字通り七役(逆回転の奇術師、多羅尾伴内、老巡査、新聞記者、手相占い、片目の運転手、藤村大造)を演じているが、どの顔も片岡にしか見えないのはご愛敬。
東映カラー版はよく見ているが、大映白黒版は初めて見る。状態は良好。

藤村大造は怪盗で警察に追われている。しかし事件と見ると首を突っ込みたくなるのが彼の性分。今回も歌手誘拐とダイヤ強奪事件が発生する。しかし歌手の方はすぐ解放された。彼女は誘拐された家を覚えていて、じき犯人が逮捕される。彼は知事選に打って出ようと考えていた政治家の息子だった。しかし多羅尾伴内という素人探偵は、この事件には裏があると推理する・・・

 

轟夕起子は当時既に29歳、足首が今の感覚からすると太いのだが、当時はこれでも細かったのかな。ウェストもご立派。歌はさすがにもとタカラジェンヌだから吹き替えじゃないだろう。声は良く出ていた。しかしピアノは吹き替え臭かったが。
 

それと比べ、月形龍之介の妹役の喜多川千鶴は若い。和服姿が愛しい。しかし何回見ても顔の印象が異なる。美人なのに特徴のない人だな。
 

原健策、上田吉二郎が悪玉なのは後の東映のまんまだ。大映の全体が東映にトレードされたのか。しかし月形龍之介が若い善玉なのは戦後東映映画を見ている立場からすると違和感があった。だからこそ水戸黄門も出来たのかな。
 

しかし最後に片岡が轟に別れの歌を述べて、車を飛ばすシーンは、何度見てもいつ見てもカラーで見ても、恰好いいぞw いったいいつまで逃げているんでしょうか?

七つの顔(1946)大映

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